従来の虫歯治療では、歯の表面が黒くなる程度の初期虫歯でも、すぐに削り取って銀歯を入れるというものでした。
虫歯と一口で言っても進行により5段階のステージがあります。
エナメル質という最表層にとどまっている虫歯は(C0,C1)、家庭での適切な生活習慣、歯磨き+歯医者さんでのメンテナンスで、バイ菌の少ない良好な環境が維持できれば進行を抑制できます!
あおい歯科こども歯科ではC0、C1という初期虫歯は絶対削りません!!
歯を削ってしまうと、いくらキレイにかぶせても顕微鏡レベルでしか見えない虫歯菌がいつの間にか隙間から侵入し、銀歯の下から新たな虫歯ができてしまいます。
一度削ってしまった歯は長い月日が経過すると、銀歯や詰め物の下から新たな虫歯ができやすく、いつの間にか虫歯が進行して銀歯が取れる、痛みが出るなどで歯医者に行くと神経を抜いて差し歯という痛み、治療時間、回数、費用の点でつらい治療になります。
そして差し歯にしてまた長い月日が経過すると、根っこの先にバイ菌がたまり病巣ができて、再治療、そして抜歯という流れになる事が多いです。
だから
安易に歯を削らない!→初期虫歯は絶対に削りません!!
虫歯が進行してから削る治療では無く、虫歯ができにくい虫歯菌の少ない清潔な環境維持のための予防が大事です。
日常生活での食習慣に乱れ無く、適切なハミガキをし、自分では絶対届かないところに入りこんでくる歯垢は、歯石化して元に戻せない害を引き起こす前に歯医者でクリーニングするという理想的な予防対策を継続しましょう!!
象牙質まで虫歯が達すると(C2)、もう進行が止まらないので除去しなければいけません。
C2でも悪いところだけを取り除いて詰め物(コンポジットレジン充填)で治すことにより、銀歯の様に健全な部分を削りません!!
(銀歯タイプは耐久性や取れにくさを考慮する必要から、健全な部分を削ってしまいます。)