こどもの歯は未成熟で虫歯になりやすく進行も早い!!



 歯は生えたばかりだと、歯の構成要素であるアパタイト結晶が少なく、隙間だらけなので、虫歯菌の酸に溶かされやすいため虫歯ができやすく、進行しやすいです。

 

 長い月日の経過により少しずつ石灰化が進み、アパタイト結晶が増えて隙間が少なくなる事により、虫歯になりにくくなりますが、石灰化が完了するのは中年くらいと言われていますので、その間の歯が弱いあいだに虫歯がたくさん出来てしまうケースが後を絶ちません!

 

 こどもの頃に一生使う大事な永久歯に虫歯をつくると確実に歯の寿命を短くします




 フッ素はヒドロキシアパタイト結晶を一時的に、フルオキシアパタイト結晶化することで、すきまだらけで虫歯菌が侵入しやすい結晶構造を、隙間が少ない緊密な結晶構造に変える事によって、虫歯になりにくい予防効果を発揮します。

 

 フッ素の効果は時間が経過すると消えてしまうので、継続してフッ素治療により、予防効果に切れ目が生じない様にすることが重要です!!

 

 ただフッ素治療のみで虫歯を完全には防げません!

 それはフッ素の予防効果より、お口の中に虫歯菌が多くて菌の勢いの方が強ければ虫歯が発生し、進行してしまうからです。 

 フッ素治療とともに、

 

①普段の規則正しい食習慣

 

②適切なハミガキ

 

③定期的な歯科医院でのクリーニング

 

を併用することにより、フッ素の予防効果が虫歯菌の働きを上回る環境を維持することが、虫歯の発生の確率を引き下げます!!

 

 歯の弱いこどもの頃に徹底した予防対策をすることにより、歯の寿命を伸ばし、何歳になっても良好な歯がたくさん残ることにより、生活の質の低下を防ぐことができ、元気に長生きすることにつながります!!